管理者のつぶやきです。特に意味はないかもしれない
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久しく更新していなかったHPを色々と弄りました。 ACSSのページと阿呆アセンブリのページを作りましたので気が向いたらそちらのほうもご覧下さい。
4.Earthquake ネクストがいるとは聞いて無かったが、さしたる障害ではない。 拳銃でASミサイルを撃ち落とすのにも飽き、アルゼブラ製グレネードを敵ネクストに放つ。 レオーネのテルスとユニオンのラトナを組み合わせた敵ネクストは後ろのAFを気にしているのか、グレネードを完全に避けようとはしない。 「自身を盾に守るとは殊勝な事だ、が。 そう長くは続かんぞ、この激震の前で――」 『ナメるな、石頭が!!』 張りのある女の声が通信から響く。 同時に螺旋を描く2本のハイレーザーとプラズマが視界を埋め尽くす。 咄嗟に全武装をパージし回避を試みるが間に合わず、右腕を持っていかれた挙句、グレネードの誘爆によって大きく吹き飛ばされた。 AP残量は10%未満、万事休す。 ー作戦時間経過ー 『約束の5分だ。 ご苦労だったな、帰還してくれ』 GA社の仲介人からの通信、5分以内に沈めた敵艦の数に応じて報酬を支払うというのが今回の依頼だった。 ボーナス対象は逃したがまずまずの結果だろう。 「了解・・・と言いたいが先の戦闘の被害が大きい。 今動いたら、先の奴に気付かれよう」 『さっきのネクスト、ブラス・メイデンなら撤退したぞ。 グレネードの爆発をネクストの爆発と間違えるとは、ネクスト戦は初めてだったようだな』 そのような理由で生き長らえた事実に苦笑しながらも、OBを起動しその場を退く。 次また出会う時はフェアな条件である事を願いたい。 「任務完了、激震戦闘領域を離脱する」 そう言ってOBを起動し洞窟から飛び出す。 遠目に先ほどの機体が見えたが、気にせず帰るべき拠点型AFへと機体を向けた。 『そうだ、大事なことを言い忘れていた。 お前さんが行きに付いてきた、BFFの第八艦隊とギガベースだが・・・』 「・・・まさか、先のネクストによって破壊されたとは言うまいな?」 『いや、そのまさかだ。 第八艦隊は辛うじて生き残っているがギガベースは完全に沈んでる』 インカムの向こうで頭を掻いている仲介人の姿が目に浮かぶ。 先のネクストの事といい、今の事といいたるんでいるのではないだろうか。 深い深い溜息をついて目的地の変更をAIに入力し、目を閉じる。 ー目的地、グリフォンに変更ー 13年前、我らが成しえた唯一の成功へと。 4.Earthquake ミミル港襲撃 任務完了 5.未確認 リンクス戦争最後の日、アクアビットの本社にいたあたしは、今でもあのときの恐怖と憎悪ははっきりと覚えている。 ラインアークから帰還したあたしはストレイドをハンガーに入れるとコックピットから飛び降りた。 普通の人なら骨折する高さだが、生憎あたしの手足はAMS制御の義手義足だ。 着地の衝撃を和らげる最良のタイミングで膝を曲げ、受けきれない勢いを受身で流す。 着地地点と一メートル離れたところで整備士のセレン・ヘイズがにこやかに拍手している。 「おぉ、相変わらずスゲェな。 今度いじらしてくn」 「その前に殴らせろ」 言うが早いか脊髄反射の初速度で作り物のこぶしを突き出す、無論顔面めがけてだ。 至近距離からのストレート、避けられるはずが無い。 「甘いなアンネ、スパナを手にした俺のスペックを甘く見るな」 「片腹痛いわ!!」 空いた手でボディーブローを叩き込みノックアウト。 セレンの胸倉を掴み、機体の不調を訴える。 「プラズマキャノンの使用可能回数が規格の半分以下ってどーゆー事よ?! 増援が旧式のACだったから良かったようなモンのネクストだったらどうしてくれんのよ!! え?!」 「ぐ、ぐるし・・・悪かったって。 けど、結果的に足りたんだから良いじゃねぇか」 整備士にあるまじき言い訳をするセレン。 何でこんなのが専属なんだろうか。 「スミカさんからも言ってやってよ。 コイツ全然反省して無い」 ブリーフィングルームから出てきたスミカを捕まえて言う。 「私が口を出すようなことでも無い気もするが。 給料兼研究費用を大幅に減額してやれば少しは」 「いや、それだけはマジ勘弁してくれ。 ストレイドの整備が行き届いてなかったのは俺のせいであって、又俺のせいでない」 禅問答のようなことをいい、私の手を振り解いたセレンは武装のマニュアルに添えられた一枚のメモ書きをこちらに差し出した。 「破格の値段で譲ってやるが使い物にならないかもしれない、って書いてあるけど?」 「俺が手を加えなければ一発も撃てない状態だった。 それを七発まで押し上げたんだぜ? それに」 そう言って、つい今し方ガレージに侵入してきたトラックを指差す。 車体の横には佑川急便と書かれている。 「お前が欲しがってた有澤製グレネード「OGOTO」を手に入れるためには、弾薬費や整備費を極限まで抑える必要があったんだ、っておい人の話を聞け!!」 パーツ名を聞いたとたん走り出したあたしを制するセレン。 プラズマキャノンの不調の理由なんてどうでも良くなるくらい欲しかったパーツなのだ、「OGOTO」は。 「シュープリスに近づけるための大事なパーツだからね」 レイレナード最強のリンクス、ベルリオーズのネクスト。 積載限界ギリギリアウトの機体構成だが、バランスがよく使いやすい。 アーリヤを選んだのもシュープリスを真似る為だ。 「父さんがレイレナードの研究者だったから、何度か実物を見せてもらったことがあるんだ」 「へぇ、羨ましい限りだ。 さてと、それじゃあ俺は作業に戻らしてもらおうか。 あれも付け替えなきゃならんし」 手を振ってトラックに走っていくセレンを見送ると、スミカさんが手招きしているのに気付く。 次の依頼の話だろうか? 「次の任務の件で話しておきたいことがある。 私の部屋に来い」 「なんで? ここじゃいけないの?」 あたしの疑問を黙殺し歩き出すスミカさん。 何かまずいことでもあったのだろうか。 カラードは同局に所属している新人リンクスに限り、住まいとガレージを一定期間貸し出してくれるそうで、あたしも例に漏れずカラード名義でアパートを一部屋借りている。 2LDKという割かし豪華なその部屋の一室をスミカさんは、自分の仕事部屋としている。 「で、話って?」 部屋にたどり着き話しの続きを催促する。 スミカさんは少し迷ったような表情を見せたが、こちらを見ながらキーボードを叩いた。 「お前のパーソナルデータを見せてもらったが不明瞭な点が多かったもんで、個人的に調べさせてもらったんだが」 「任務の話では無いんだね」 「直接的にはな。 お前がアクアビットとレイレナードと深い関係を持っているのは事実だな?」 首肯する。 母がアクアビット、父がレイレナードの研究者だった。 そのため度々両者の関係者とも会っていたし、本社や研究所などにも行ったことがある。 「基本的にアクアビットは部外者を立ち入らせないだろうから、レイレナードにいた期間のほうが多いな?」 「エグザウィルには同年代の子がいたからね。 アクアビットにいるよりか楽しかったよ」 2~3歳年上のマックスという少年とよく遊んでいたのを覚えている。 彼とネクストのシュミレータで遊んだことが、今のあたしに繋がっている。 「ではエグザウィルがアナトリアの傭兵に襲撃された時はアクアビットにいたのか」 「・・・救助隊が来るまでずっとね」 エグザウィル崩壊の知らせを聞いたのは、母にアクアビットへ強制連行された直後だった。 母の横暴に心底感謝したがそれも長くは続かなかった。 「ホワイト・グリントか」 「うん」 アスピナのジョシュア・オブライエンが乗るホワイト・グリントがアクアビット本社を襲ってきたのだ。 防衛部隊のノーマルをあっさりと撃破し、本社ビルをオーメルのロングブレードで切り刻む姿を今でもはっきりと覚えている。 アイツの所為であたしの手足は作り物になったのだから。 「アナトリアでアレスと一緒に爆死したって聞くまで、ずっとベットから出れなかったよ」 「・・・そうか、悪かったな。 必要の無いことまで思い出させてしまったようだな」 スミカさんの手があたしの手を握る。 消して震えることの無い、作り物の手足がギシギシと軋むのはせめてもの慰めだろう。 ジョシュアとあのホワイト・グリントはもう存在しない、解ってはいるがそれでもあの日の恐怖は未だ拭えなかった。 5.未確認 休息 6.真鍮の乙女 溜め息混じりの苦笑。 私の帰還を出迎えてくれた、ウィン・D・ファンションが最初にとったリアクションがそれだ。 その真意が分からず首を傾げると、諦めた様子でウィン・Dは言った。 「普通、戦闘不能に陥った位ではネクストは爆発したりしない。 爆発するとしたらアサルトアーマーより強力なコジマ爆発が起き、周囲は跡形なく吹き飛ぶ」 「え? ・・・まさか?!」 言わんとすることがなんとなく分かり、先のネクスト戦の事を思い出す。 あの時の爆発はコジマによるものではなく、燃料や火薬による爆発のようなモノだった。 何ですぐに気が付かなかったんだろうか、情けなくて泣けてくる。 「満身創痍の状態だった相手のネクストは、貴女が去った後姿を現し退却しました。 あの時気付かなかったわたしにも責任があります、泣かないで下さい」 「オペ子さん」 先ほどの任務で一緒だったオペレータの慰めの言葉に打ちひしがれる。 因みに名前を知らないのはミッション中に余計なことを話さないようにと、必要以上のコミニュケーションをとる事を禁じられているからだ。 「しかし結果的にスティグロは無事だったわけですので、特にお咎めも無いようです。 ブラス・メイデンの整備班からは苦情がきてますが」 「致命傷を避けるためとはいえダメージ分散させすぎだぞ。 整備士が泣くのも頷ける」 ウィン・Dはそういうと自分のハンガーへと歩いていく。 そこにはGAの災厄、真のブラスメイデン「レイテルパラッシュ」がある。 ウィン・Dがそこに行くということは 「任務に出るの?」 「あぁ、スミカがついているあの新人と共同でGAのネクストを叩きに行く。 流石に初めてのネクスト戦で1対1というのはな・・・どうした?」 私の表情の変化を悟って、ウィン・Dが振り返る。 顔には出すまいとしていたのだが、本音というのを隠すのはやはり苦痛だった。 「何でスミカさんは私じゃなくて見ず知らずの奴となんか組んだんだろうって、思って。 それに私の初ネクスト戦はあんな結果だったし・・・」 「拗ねるな、スミカとてお前と組むつもりだったのだから。 それをカラードが捻じ曲げたんだ、彼女を責めるのは筋違いだ」 「分かってるけど・・・」 やはり納得はいかなかった。 と、横を見ると先のオペレータが疎ましげにこちらを見ていた。 わたしでは不服か、とその眼が訴えかけている。 「いや、そんなことは」 「そうですか。 今後とも宜しくお願いしますね、ジャンヌ」 意味ありげな笑みを残し去っていく彼女をウィン・Dと苦笑で見送る。 それはこの先彼女とミッションに当たることになるということだろうか? 「それでは、私も行くが。 スミカに伝えたいことがあれば今のうちだぞ?」 「・・・大丈夫、今は無い。 スミカさんに宜しくね」 分かったと応えてレイテルパラッシュに乗り込むウィン・D。 本当は言いたい事だらけだが、それは本人に直接会った時でいい。 レイテルパラッシュの出撃を確認して自分の機体と向き合う。 整備中のそれは所々へこんで塗装が剥がれている。 自分がもっと強ければ、そう思わずにはいられなかった。 力だけでは駄目だという事くらい解ってはいるが 6.真鍮の乙女 帰還 PR ![]() ![]() |
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プロフィール
HN:
塩喰い
年齢:
34
HP:
性別:
男性
誕生日:
1991/07/08
職業:
一応健全な学生です
趣味:
PCの前でニコニコしながらACFAやったり東方やったり絵を描いたりシナリオ書いたり気まぐれで運動部に出たりしてますねぇ
自己紹介:
自腹でPS3を買おうとする程アーマード・コアが好きな男
机の下には黒歴史にもならないイラストの山がある 何かしらありましたら solteater☆yahoo.co.jp お手数ですが☆は@に直してください ブログもHPもリンクフリーです
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