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リンクって打ち込んだつもりがリンクsって打ち込んでいることがしばしば、ACfAのパーツ名なら大体はローマ字表記できる気がしないでもない

フロム・ソフトウェア Portableシリーズ 2009 第3弾
『ARMORED CORE SILENT LINE Portable』

発売日 / 2009年11月19日(木)
希望小売価格 / 3,800円(税込3,990円)

復刻パーツにカラサワMk-2を確認、前作の2倍のパーツ数でさらに個性溢れるアセンブリが可能に
データ引継ぎが出来るので強化人間になるのが簡単になるはずです・・・筈です
 

らめぇの人ことマヒリさんのHP「妄想投下と同時に離脱します ACfA小説」にリンクを貼らせて頂きました。

ACSSのブログによる連載は今回の 7.激震 8.定義無し で最後にしようと思います。 ブログ・HP・モバゲーに掲載していましたが3箇所もいらない気がしました。 のでこれからはHP・モバゲーのみとします、それでも興味がある人は見に来てくれるはず・・・いるといいな

というのも、連載するためにわざわざ話を小刻みに終わらせるのには、落ちを考えなければいけないという当たり前の労力を費やさなければなりません。 そんな技術俺には無い!!
というか主人公4人に分けたのは集中の続かないのを防ぐためだ。 ちなみに優先順位は
1.アンディ・ファイン
2.アンネリーゼ・ノア
3.ジャンヌ・D・リファイン
4.有澤隆之
となっております、3.4.はぶっちゃけた話ウィン・Dと社長&ローディーの後釜ですしね

では最後のACSSをご覧下さい、そしてこれからも宜しくお願いします。



7.激震

有澤重工は名前の通り極東の重工企業だ。 国家解体戦争より遥か昔の世界大戦の頃から存在する。 GAとの関係もその世界大戦の結果が関係しているが、いまさら語る必要も無いだろう。 それ位中学生でも知っている。
本社のACドッグに激震を格納し、身だしなみを整え社長室に向かう。 耐Gジェルやコジマ粒子を纏ったまま社内を歩かれては困るだろう、シャワーくらいは浴びてから出てきた。 目的のドアの前に立ち、精一杯のジョークをかます。
「たのもー!!」
「まだ隆文は戻ってませんよ。 隆之」
軽くスルーされたが気にせずドアを開ける。 途端、畳の匂いが鼻を掠める。 前に嗅いだのは何時だったか、リンクス戦争が終結し企業連が結成された時に呼び出されて以降訪れていない気もする。 畳張りの和室に、明かりは灯台と障子から零れる日の光のみ。 伯母に当たる文恵が障子際で茶をすすっている。
「兄上はまた雷電で出ているのか。 亡くなった叔父上の後を継いだというのに、まだリンクスでいるつもりなのか」
「そう思うならお主も独立傭兵などやめ、有澤としてこの地を守ってはくれまいか」
靴を脱ぐのに戸惑っていると背後から聞き慣れた渋い声がした。
「お帰りなさい、隆文。 ランドクラブ相手に貴方が出る必要などやはり無かったではありませんか」
「うむ、あの新人。 あのような機体でようやりおる」
アルゼブラに鹵獲されたランドクラブとその護衛部隊の殲滅。 その依頼を受けた最近現れた若手のリンクスが、隆文を僚機として雇ったらしい。 初のAFとの対峙とあって万全を期したのだろうが、雷電の出る幕も無くAFを沈めてしまったようだ。
「何事も無くてよかったではないですか、兄上」
「なにごともない、か。 何も無ければわざわざお主を招いたりはせんのだがな」
そう言って、GA・BFF・有澤のロゴの入った封筒を取り出し私に差し出した。 何事かと思い受け取ると隆文は部屋の奥へと歩みを進め、話し出した。
「お主は有澤の人間でありながら独立傭兵として他企業の依頼を受けている。 そこには旧GAEやアルゼブラも含まれているのだが、それについて何か申し開きはあるか」
封筒から出てきた1枚の紙。 内容は以下の通りだ。
『汝が義弟、有澤隆之にアルゼブラ及び旧GAEとの関係を確認。 その真意を正し、GAグループに仇なす物であれば汝の手で始末せよ』
この文書は隆文に送られたものであって私が読むことに意味は無い。 私は封筒にそれを戻し、脇にそれを置いて既に上座にある隆文の前に腰を下ろす。
「今回のランドクラブ鹵獲の件でお主に嫌疑の目が向けられていたことは知っておるだろう。 激震の構成パーツも以前と比べ、アルゼブラ製のモノが増えているとなれば」
「なに、頭部とメインブースター、それにハンドガン程度ではありませぬか。 GA社のパーツよりも安定感があるのでそれを選んでいるのです」
事実、GAのSUNSHINEよりもアルゼブラのSOLUHやEKHAZARの方が安定性能が高いのだ。 独立傭兵である以上、企業の都合でアセンを決められる筋合いは無い。 現に先ほどのインテリオルのネクストの戦いでも、GA純正の機体で挑んでいたら生きてはいなかっただろう。
「それに依頼の内容もGAグループには直接関わりの無いものしか受けてはおりません。 アセンブリだけでそのような疑いをかけられるのはお門違いではなかろうか」
GA、アルゼブラの両社に対して害を成すことはしない。 それが、十年前盟友と交わした契約だった。
「イルビス・オーンスタインか。 お主らが交わした契約とやらを信用できるほど、企業は甘くも義理堅くも無い。 そもそもGAとアルゼブラの仲が悪い事くらい分からんお主でもあるまい」
「まぁ、そうでしょうな」
隆文の表情が険しいのはいつもの事だが、今日はそれが際立っている。 が、それは私に対してというよりも今の現状に対して険しい表情をしているのだ。
義兄とて私を信用していないわけではない、が疑わしきこと事に変わりは無く義兄が最も忌み嫌う詮索というものをしいらせている。 もし隆文に義理や信条を重んじる心が無ければ、そこまで苦しむことも無かったであろう。
「すまないな、兄上。 だが、今は私の信ずるがままに歩ませて頂きたい」
「そうか。 ならばこの件については聞かぬこととしよう」
そういうと隆文は封筒を取り上げ灯台の火にかざした。 燃える封筒を睨み、義兄は呟く。
「兄弟を疑えなどと。 自由と資本を嘯くクズどもが」


義と利は決して合間見えることの無き理想なのだろうか。



8.定義無し

物心ついた頃から俺はアスピナ機関にいた。 その頃からAMS適性はクズ以下だったが、機関が俺を捨てる事は無かった。 他より優れた操縦技術と並列処理能力を機関は惜しんだのではないかと、アブマーシュは言っていたがリンクス戦争終結後、彼とラインアークに亡命するまで機関は特にそれらしいリアクションは取らなかった。
その後はラインアーク守備部隊の一員としてアナトリアの傭兵が居ない間の作戦を行っている。 先日大破したカスタムAC「ECL‐ONE」は国家解体戦争時に『彼』が使っていたモノだ。 が、それも使いモノにならなくなった今、俺に出来る事といえば子ども達に算数を教える位、と思っていた矢先にネクストの外部操縦士の人数合わせに使われる事をフィオナが口走っていた。
で、それがこれまでの主な経緯なのだが、結局出来る事がないのでホワイトグリントの整備を眺めていた。
「アンディ、暇そうだな」
作業の手を休めずアブマーシュが言った。 暇で無ければこんな所に長居する程、ネクストの整備に興味はない。
「暇じゃない様に見えるか?」
「ならそこのシュミレータで遊んでてくれ。 さっきから気が散ってならない」
そう言って指差した先には、軽量型のネクストのコア程の大きさの機械がいた。 恐らく天才アーキテクト自らが造ったモノだろう。
「遊ぶって言っても機体にかかる負荷も出来るだけ再現してくれるから、模擬訓練よりよっぽど楽しめる筈だ」
「筈ってなんだよ?」
「これが試運転」
そう言って俺をシュミレータに押し込み外からロックをかけた。逃げる事も出来ず渋々シートに腰を下ろす。 中にある物と言えば、フットペダル・トリガー以外のボタンが幾つかついた操縦桿・ホログラム式のキーボード、それとAMS端子・・・?
「アビー、俺にまた臨死体験しろと?」
「大丈夫だアンディ。 AMSジャックに繋ぎはするが、そいつはAMSじゃなくてただの脳波出力装置だ。 始めるぞ」
初の耐Gジェルの洗練を受けながら端子を首筋のジャックに繋ぎキーボードを叩く。 シュミレータの機体設定は既にされているらしく、すぐにアセンブリが表示される。
「ホワイト・グリント?」
それも今現在ラインアークの切り札として戦っている、アナトリアの傭兵のものではなく、アスピナのジョシュア・オブライエンのホワイト・グリントだった。 HOGIREの頭にSOLUHのコア、JUDITHの手足、ローゼンタールのASTライフルにハルバード、エコレーザーとアセンブリに何ら違いが無い。
「もう少し防御力に配慮した機体にしておけば、あいつももう少しは長く生きられたのかもな」
天才アーキテクトが呟く。 無二の親友をアナトリアに失いその敵の傘下に入ることを決めたときも、同じ事を言っていた。 アブ・マーシュは知らないのだ、ジョシュアが果てた時ホワイト・グリントには乗っていなかったことを。
「まぁいい、過ぎた話だ。 シュミレーションプログラム『ソルディオス』起動」
「はぁ?! ちょっと待てよ何でそんないきなり巨大兵器なんか相手にしなきゃなんないんだよ!!」
巨大兵器ソルディオス、GAEとアクアビットの技術によって生み出された最悪のコジマ兵器。 アナトリアの傭兵とジョシュアが二人掛かりでやっとの事で撃破した程の厄介者と、なんでネクストのシュミレータすら初めての俺がそんなのに挑まなきゃならんのだ。
「威力だけのデカブツだろ。 それとも何か? ついさっき完成した『AFマザー・ウィル』の方が良いのか」
「仕事が速いわね」
駄々をこねているとフィオナの声がした。 キーボードを叩き画面に外部の状況を映し出させると、ファイルを持ったフィオナがアブ・マーシュの隣に立っていた。
「企業連から緊急の依頼が入りました。 建設途中のクレイドル21を占拠するリリアナの実働部隊を排除しろとの事ですが・・・ホワイト・グリントの整備は?」
「アンディーが駄々こねてる間に終わった。 だが彼はまだ使えそうに無い」
そういってコックピットを指差すアブ・マーシュ。 愕然とした表情でフィオナは呟いた。
「今回の依頼は断れないわ。 無理を押してでも出撃させないと」
「ホワイト・グリントが必要なだけで伝説のカラスを同席させる必要は無いわけだろ。 だったら」
「けどアレはまだ完成して無いって貴方――」
アレ、とは何のことだろうか。 そう考えていると耐Gジェルが半分だけ減り、ロックが解除された。 新鮮な空気を吸い込み肉眼で外を見ると、フィオナが真剣な眼差しでこちらを睨んだ。
「・・・アンディ・ファイン。 ただ今より貴方をホワイト・グリントのサブパイロットに任命します」
「・・・・・・はい?」
何を言っているのかさっぱり分からない。 アブ・マーシュに助け舟を渡してもらおうとそちらを向くと、気難しい表情で言った。
「お前が言ったとおりAIでネクストを動かすことは可能なんだが、その制御、運用が非常に難しく現段階ではどの企業もその技術は持っていない。 また、AMSなしでネクストを動かすには十数人の優秀な人材の完璧な連携が必要となる」
「それは聞いたけど、無い技術でどうすんだよ」
「もう完成している」
なら、既に完成しているとしたらどうする? この男は先ほどこう言っていた。 だが完成しているのなら何故今まで使わなかったのだ?
「現在、ホワイト・グリントには『彼』のAIとAMS外部送受信機が載っているだけなんです。 『彼』はリンクス戦争以降コジマ汚染とAMS付加の影響で心身ともに衰え、今ではネクストはおろか、ACに乗ることも出来なくなっています」
「それを外部からのAMS接続とAIだけで今日まで保たせてきた。 が、さっきのAF戦で遂にガタが来た。 これ以上は命に係わると医者も言っていたし、いい加減休ませてやるべきだった。 で、目の前には優秀なレイブンがいる」
「けど俺じゃ、ネクストには・・・まさか」

「お前の並列演算処理能力と『彼』のAIがあればネクストを動かすことが可能になる。 そうすればラインアークにはもう1枚の切り札が手に入る、スペードの3レベルのな」

8.定義無し もう一枚の切り札
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自己紹介:
自腹でPS3を買おうとする程アーマード・コアが好きな男
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