管理者のつぶやきです。特に意味はないかもしれない
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選定テストでもACテストでもない、学校の中間テストの直前、本社からメールが届いた。
「AC3ポータブルの先行体験会があるので来たければ来れば良い(予約制です)」 テスト前にもかかわらず、行くに決まってんだろとメールを返信しようとしてあることに気が付いた。 俺、自分のPSP持ってねぇ。 そんなことを思いながらうだうだと迷っているといつの間にか締め切りが過ぎていた。 しかし、希望者が少なかったのか締め切りが1日延長していた為、とりあえず参加希望とPSPを持っていなくても良いのかという質問をメールで送信。 問題ないという答えと体験会の詳細が送られてきた。 そして当日。 新宿駅で間違えて別の改札出て入場料取られたり、地図を逆さまに読んで本社ビルと正反対の方を彷徨ったりして何とか体験会場へ到着した。 受付でIDと名前を言い、衛生のため手の消毒を求められた後、体験台についた。 2ヶ月ぶりに触るPSPの感触を楽しみながら四脚ACを選択しミッションをスタート。 特に難しい話も無く雑魚敵を掃討していくだけの話だったが、未知のキーアセンに戸惑い瞬く間にAP残量が50%に。 塩「くっ、センセー! 敵が強すぎます」 オペ「お前が弱いんだよw」 味方「そっちが終わったんなら早く地下に来てくれよ」 地下に進むためのエレベータを探すのに苦労した末に地下にいくと壮絶なAC戦が繰り広げられていた。 塩「コンピュータは良いよな。 キー配置とか関係なくて」 オペ「ぶっちゃけたな」 味方「早く戦闘に参加しろよ!!」 使わないデコイとか役に立たない多弾頭ミサイルとかをパージしてお得意の空中突きブレードを敵に叩き込もうとしてくと気が付いた。 アナログパッドが邪魔で左手武器使いづらい。 5回やって2回成功する程度のそれを繰り返すもAPが0になりミッション失敗。 渋々卓を離れた。 その後、ACテストや他のミッションをプレイしていくうちに操作にも慣れ、選択できるミッションを一応クリアできるくらいにはなっていた。 アンケートも多少難があったものの一応提出し、ポスターを貰って帰路に着いた。 とまぁ、こんな感じの体験会でしたが楽しかったですよ。(文章の練習もかねて) 余り他の人と話したりしなかったので暗い印象だったかもしれませんが説明員の方ともお話できたし、オフィサポならではの何かを得ることが出来たと思います。 で、散々延ばしてきたSSの話を今回あげると宣言してしまったので前中後編に分けてUPしていきますので興味のある方はぜひ見ていって下さい。 ちなみに文章力のほどは体験会レポを見れば分かりますね ご意見・ご感想はコメントか塩喰いのメールまで ACを通常モードに切り替えたアンディーは深くため息をついた。 「なんか物足りないなぁ」 『いいじゃないか、腹八分目とも言う。 それよりどうだった? 実物の強化人間とやらは』 「霧影とかと比べればあまり強くなかった。 障害物も多かったしあそこじゃフロートはあんまり効果的じゃないだろ」 オペレータの問いに素直に答える。 今回もただ単にこちらのアセンのほうが有利だっただけという評価を受けるのだろう。 『またアセン勝ちか? とか言われると思ってるんだろうが、AC3機相手によくやった方だと思うぞ』 「そいつはどうも」 『なんだその態度は、珍しくほめてやってるというのに。 ・・・待て、レーダーに所属不明機を捕捉。 戦闘モードに切り替えておけ』 物足りない、そう思っていたアンディーは嬉々として愛機を戦闘モードに切り替えた。 だがそのデザートはカラス3羽を平らげた胃袋には重かった。 1.不可視の剣 『・・ディ! アンディ!! ・・・大丈夫か?』 中破したコックピットの中、オペレータの声が鳴り響く。 「オレはな。 けど機体のほうは多分もう使えない」 アンディの乗るAC「トライウィング」は敵機のレーザーブレードに散々切りつけられ四肢を失っていた。 視界の悪い所でのFCS不良、発動間隔の短いデュアルブレードに成す術もなく負けた。 そして目の前のACはロケットを構えたままこちらを見据えている。 モノアイの薄暗く輝きが眼を細めているように見えアンディは唇をかんだ。 『悔しいか。 生きてるだけ良しとしておけ』 敵機からの通信。 それだけ言うとこちらに背を向け去っていった。 「・・・何で、とどめ刺さなかったんだ?」 『任務にお前の排除が含まれていなかったんだろう。 今から迎えに行く』 「あぁ、よろしく頼・・ん・・・だ」 初めての敗北。 負けるのがこんなにも息苦しく、重いものだったなんて。 飛び飛びの意識の中そんなことしか考えることができなかった。 「・・・おい、アイツなんで生きてんだ?」 「相手のレイブンが止めを刺さなかったらしい。 元MT乗り同士どうなるか興味はあったんだがな、期待外れだった」 「まぁ、流石は小熊ちゃんのあとがまなだけはあるな」 コーテックス内のアリーナ会場を歩き回っているだけでこれだ。 惨敗したのも、最弱のレイブン「リトルグリズリー」の子供であるのも間違いでは無い。 そして情けをかけられたことも。 「1週間たってもトライウィングがアレじゃ小遣い稼ぎもできないしなぁ」 「機体が欲しいなら貸してやろうか?」 自分への慰め程度の呟きだったが、棚から牡丹餅とはこのことか。 声のほうへと振り向くと見知らぬ女性が歩み寄ってきた。 「そりゃ、願ったり叶ったりだけど・・・どちらさま?」 「・・・そうか、生身で顔をあわせるのは初めてだったな。 1週間前駐車場であったはずだ、忘れるほど阿呆でもあるまい」 この一週間あのACを倒す事だけを考えていたのだ、忘れられるわけが無い。 とは言ったもののやっていたのは連日アリーナ観戦をする位だったが・・・エントリーネームとアセンブリは把握している。 「アンタがライトニングか。 何で俺に?」 「大した理由は無いさ。 強いて言うなら次の試合の相手なら私が戦う必要が無いからだ。 で、どうするんだ?」 どうしたものか? そう悩んでいると携帯端末から聞きたくないメロディーが流れ始めた。 オペレータだ。 「もしもし?」 『き~さ~ま~、おとなしく入院していろと言っただろうが! それを無視して何処ほっつき回ってるかと思えば、アリーナで年上の女に声かけられて舞い上がってるそうじゃないか、えぇ??』 「・・・だれだ?」 ライトニングの疑問に上司、とだけ答えて端末に向き直る。 「舞い上がってないって。 それになんで俺がアリーナにいるって知ってるんだよ」 『オペレータの情報網をなめるな、と契約初日に言ったはずだが? 兎に角ガレージに帰って来い。 キサラギからお客様だ』 「なんでさ?」 『知らん。 こないだ時間割女と焼き鳥男をぶちのめしたのと関係があるのかもな、早くしろよ』 そこで通信が途切れ、アンディーは深い溜息をついた。 仕方ない、というかこれ以上怒らせると後が怖い。 「オペレータにばれたから交渉は無かったことにしてもらえないかな? 勝手に話し進めようとしてたことが知られたら、色々面倒だから」 「素直なのは良いが、尻に敷かれるのはあまり良くないな」 「ごもっともな話で」 それじゃ、と言ってライトニングを置いてアンディーはその場を後にした。 ねぐら・・・もといガレージに戻るとオペレータがにっこりと微笑んで近づいてきた。 もの凄い怖かった。 「早くしてください、レイブン。 依頼主をいつまで待たせる気ですか」 こめかみにかかる圧力は女性の人差し指の第二関節によるもので、酒も飲めないヒヨッコの頭には耐え難い痛みが走る。 「ごごごゴメンなさい、いいい痛い痛い」 「さっさと奥へ行け。 依頼を取り消されても知らんぞ」 頭を掴まれたままブリーフィングルームまで引きずられていく。 「成就しろよ。 お前の答えを」 「今言うなよその台詞」 アンディーがドアを開けるとスーツの男が不機嫌そうにソファに座っていた。 「レイブン、お待ちしておりましたよ。 30分くらい前から」 「すいませんね。 タクシーにも乗れないほどの貧乏レイブンでして」 行きは自転車だったのに盗まれて帰りは全力疾走。 病み上がりとは思えない頑張りっぷりをむしろ褒めてくれよ。 「それで依頼の内容は?」 「場所は北の研究施設地下。 わが社の探索チームが行方不明になりまして、その捜索及び救出をお願いしたい」 「敵勢力とかの情報は?」 それが分からなければミッション用のアセンを組むことすら出来ない。 相手の装甲の実弾兵器に弱いかEN兵器に弱いか、はたまた熱量兵器に弱いか、それらによって装備するジェネレータ・ラジエータも変わってくる。 そもそも、アンディー程度の新人レイブンは技術よりもアセンで敵を倒しているのだ。 先の選定試験でベテラン2人を下せたのも二人が苦手とする武装で挑んだからだ。 ん? そもそも現状ではアセンどころか使えるACがないじゃんか。 「我々が把握している限りではガードメカが2タイプ。 飛行タイプがパルスライフル、通常タイプが射突ブレード。 それにそれぞれロケットを装備しています。 機体はこちらで提供しますのでご心配なく」 「そりゃ、どうも。 この間みたいに他のレイブンにも依頼してるとかは無いよな」 手負いの状態での未知のACとの戦闘は二度とゴメンだ。 「大丈夫ですよ。 今回の依頼はコーテックスを通しておりませんので、最低限他社に漏れる心配はありません」 「そりゃよかった。 で、出撃は何日後に?」 「すぐに出撃してもらいたいんですけどねぇ。 あぁ、チームに被害が出てたらその分報酬から引かせてもらいますのでそのつもりで」 そういうとクライアントはソファから立ち上がった。 そしてしばらく何かを考えるようにして振り返った。 「万が一未知の敵が現れたときは遠慮なく破壊してください」 そんな不吉な言葉を残し男は去っていった。 (続く) PR ![]() ![]() |
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プロフィール
HN:
塩喰い
年齢:
34
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性別:
男性
誕生日:
1991/07/08
職業:
一応健全な学生です
趣味:
PCの前でニコニコしながらACFAやったり東方やったり絵を描いたりシナリオ書いたり気まぐれで運動部に出たりしてますねぇ
自己紹介:
自腹でPS3を買おうとする程アーマード・コアが好きな男
机の下には黒歴史にもならないイラストの山がある 何かしらありましたら solteater☆yahoo.co.jp お手数ですが☆は@に直してください ブログもHPもリンクフリーです
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